シンポジウム2017

Asia pacific

麹酵素サプリはメリットがたくさん?

近年、酵素サプリというものが人気ですが、ほとんどの酵素サプリはメーカーが主張するほどの効果は得られないと思います。 なぜなら、野菜やフルーツを発酵させたエキスを濃縮させたものは、確かに栄養価は高いと思われませすが、このようなものに含まれる酵素は体内で働く酵素にはならないからです。 しかし、酵素サプリの中でも麹を原料に作られているものはもしかしたら、ある程度酵素の効果が期待できるかもしれません。

麹酵素サプリの特徴について

野菜や果実を発酵させると、植物性の酵素が作られます。 これらの酵素はタンパク質なので、食べても強力な胃酸によって分解されてしまうと考えられています。 もし万が一、酵素として胃の中で活性し、アミラーゼなどのように他の食べ物の消化をサポートできたとしても、ほんのわずかな時間だけでしょう。 一方、麹を原料にしたサプリはどうでしょうか? 「麹」と名前が付いていることからも分かる通り、麹酵素サプリは原料に麹が使われています。 麹とは、米やきび、小麦など穀物に麹菌をふって発酵させたものです。 麹菌はとても生命力が強く、加工しても死滅せず休眠状態でいられるようです(もちろん今の加工技術も進化しているからという背景もあると思われます)。 麹菌が私たちの体内に入ると、体温で菌が活動を開始し、その繁殖の過程で酵素を生成する形になります。 ですから、野菜や果実に含まれる食物酵素に比べ、胃の中で活性する可能性が高いと思われます。

麹菌が私たちにもたらす恩恵

麹菌は胃の中で酵素を生成すると思われますが、最終的には、胃酸によって分解されてしまうため、やはり活性時間はかなり限られると思います。 しかし、麹菌は胃酸に非常に強く、活性を一時的に失っても再び活性したリ、胃を通過し腸にまで届くものもあるようです。 実は、麹菌は善玉菌の一種でもあります。 ですから、腸まで届くことによって、腸内の善玉菌を強化すると考えられるわけです。 また、麹は非常に栄養が豊富で、昔から「飲む点滴」と言われ、大切な栄養源とされてきました。 こうしたことを考えると、麹酵素サプリは私たちにとってメリットがいくつもあると思います。

麹菌を最大限に活かす飲み方とは?

麹酵素サプリは健康食品ですから、メーカー側も飲むタイミングについて具体的に指定しないと思います。 医薬品ではないため、用量・用法などの記載は必要ないのです。 しかし、効果が期待できる飲むタイミングというものがあります。 前述でもお話しした通り、基本的には麹酵素サプリも胃酸の影響を受けて、分解されてしまいます。 ですので、胃酸の濃度ができるだけ低いときを狙って飲むのが良いわけです。 胃酸の濃度が弱いのは、食後の30分間です。 このタイミングで麹酵素サプリを飲むことによって、麹菌のダメージを最大限に抑えられると思われます。